感染症の病気

病気の話

アデノウイルス感染症

アデノウイルスは夏に流行しやすい、ウイルス性の感染症です。

ウイルスの型が多く存在し感染する場所や型によって症状の現れ方は様々あります。

代表的なものに、咽頭結膜熱(プール熱)、ウイルス性胃腸炎といった病気があります。

原因

アデノウイルスというウイルスへの感染が原因となります。51種類もの型があると言われていますが、病気に関係するものは1~8型と言われています。様々な型があるため免疫がつきにくく繰り返し発症することもあります。

主な感染経路は接触感染と飛沫感染です。タオルを共有したり、食器を共有すると目や鼻、のどに潜んでいたウイルスが共有したものを介して移動して感染を引き起こします。

症状

アデノウイルス感染症の症状は感染する場所や型によって異なりますが、代表的なものとして

・発熱

・咳

・喉の痛み、腫れ

・下痢

・嘔吐、吐き気

・腹痛

・目の充血

・目やにが過剰に出る

といった症状が見られます。

治療

ウイルスが原因ということもあり、特別な治療薬はありません。症状は4~5日程度続くため、症状がひどい場合や脱水症状を起こしそうな場合には、発熱やのどの痛みを和らげるお薬を服用してウイルスが排出されるまで安静に過ごすことが大切です。

大人にも移ることのある病気ですので、食器の共有やタオルの共有は避けて、手洗い、うがい、消毒をしっかり行うようにしましょう。

 

監修者情報


こだま耳鼻科クリニック院長こだま耳鼻科クリニック 院長 児玉 将隆

2000年2月に愛知県瀬戸市にこだま耳鼻科クリニックを開業。地域のニーズに的確に応える医療を目指し、耳鼻科医として20年以上診療を行っている。開業前には名古屋市立大学病院、豊田厚生病院(旧:加茂病院)にて勤務し、研鑽を積む。日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会認定専門医、日本旅行医学会認定医。


 

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