咽頭炎
症状
のどの痛み、たんがからむ、咳が出る。
炎症が強くなると、膿が付くようになり、発熱や頭痛、関節痛、全身倦怠感などのかぜの症状を自覚するようになります。
原因
咽頭にウイルスや細菌が感染し、炎症が起きた状態が咽頭炎です。
特に上咽頭の炎症を上咽頭炎と呼びます。
上咽頭炎は開口しただけではわからないため、内視鏡検査が必要となる場合があります。慢性上咽頭炎には、Bスポット療法が有効となります。
治療
抗菌剤や去痰剤、消炎鎮痛剤の内服薬の処方をします。うがい薬やトローチを処方する場合もあります。炎症が強く、症状も強い場合は点滴治療を行います。
吸入療法(ネブライザー)を行うことで、のどの腫れを鎮める効果が期待できます。
監修者情報
こだま耳鼻科クリニック 院長 児玉 将隆
2000年2月に愛知県瀬戸市にこだま耳鼻科クリニックを開業。地域のニーズに的確に応える医療を目指し、耳鼻科医として20年以上診療を行っている。開業前には名古屋市立大学病院、豊田厚生病院(旧:加茂病院)にて勤務し、研鑽を積む。日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会認定専門医、日本旅行医学会認定医。