のどの病気

病気の話

口蓋扁桃肥大、アデノイド肥大

 

扁桃肥大とは扁桃が異常に肥大した状態です。
喉の扁桃には、咽頭扁桃(アデノイド)、口蓋扁桃(一般的に扁桃腺と呼ばれるもの)、舌根扁桃、耳管扁桃の4種類があります。
扁桃肥大は気道(鼻から肺までの空気の通り道)を狭くすることから、いびきや睡眠時無呼吸症候群を起こすことがあります。

軽度の口蓋扁桃肥大であれば、特に症状はありません。左右の扁桃腺が真ん中で接するくらい大きいと、いびきが大きい、睡眠時に呼吸が止まっているなどの症状が出ます。
アデノイドは、鼻の奥、のどの一番上にあり、口を開けても見ることができないため、診察では内視鏡を鼻から挿入して確認します。
口蓋扁桃もアデノイドも5、6歳頃に最も大きくなり、その後次第に縮小していきます。
口蓋扁桃は炎症を1年間で数回繰り返す場合、睡眠時無呼吸が頻回に起こる場合や食事の際の嚥下障害を起こす場合は手術治療を選択します。

アデノイドの肥大は、次のような症状が引き起こされます。

  • 鼻づまり
  • 口呼吸
  • 滲出性中耳炎
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • いびき

経過が長く続く場合は、手術療法を選択します。
手術はともに基幹病院に紹介して、全身麻酔で行います。

監修者情報


こだま耳鼻科クリニック院長こだま耳鼻科クリニック 院長 児玉 将隆

2000年2月に愛知県瀬戸市にこだま耳鼻科クリニックを開業。地域のニーズに的確に応える医療を目指し、耳鼻科医として20年以上診療を行っている。開業前には名古屋市立大学病院、豊田厚生病院(旧:加茂病院)にて勤務し、研鑽を積む。日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会認定専門医、日本旅行医学会認定医。


 

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