のどの病気

病気の話

のどの異物(魚の骨)

食事をしているときや食事をした後に喉の違和感を感じた場合は、喉に異物が詰まっている可能性があります。喉に引っかかる異物の代表的なものとしては魚の骨がよく挙げられます。よく「魚の骨が刺さったときにはご飯をたくさん飲みこむ」と言われますが、ごはんを飲み込むと魚の骨がより深く刺さってしまい、状態が悪化することもありますので控えてください。特に鯛などの太い骨は、深く刺さると強い炎症を起こす可能性がありますので、早めに受診ください。
瀬戸地域は他地域より、うなぎを食する習慣があり、小学校・中学校の給食で、うなぎがでることもあります。当日子供たちが、のどの違和感や痛みがあれば、早めに受診ください。

原因

喉に異物が詰まる原因は、食べ物が大きすぎたり、飲み込む力が弱かったりするという場合や、喉に腫瘍ができていたり、炎症があるなどの異常がある場合があります。乳幼児や高齢者の方では、飲み込む力が弱く食べものが引っ掛かりやすくなります。また、炎症や腫瘍ができている場合には、食道が狭くなっているために詰まりやすくなります。

治療

口を開けた状態で確認できるものであれば口からピンセットなどを用いて、口腔内を傷つけないようにして魚の骨(異物)を取り除きます。骨が細い場合や小さい場合には粘膜の間に隠れてしまうこともありますので、鼻や口からファイバースコープを入れて喉の奥の状態を確認しながら異物を探して特殊な道具を使い、除去します。箸や綿棒を使ってとろうとされる方もいらっしゃいますが、のどの奥をつついてしまったり、周りを傷つけてしまったりすることもあります。見えない状態でのどの奥をむやみに触ることは控えてください。

のどの違和感に注意

喉に違和感を感じる場合には、気道や食道に異物が引っ掛かっている場合の他に、ポリープができている場合や炎症を起こしている場合などがあります。さらに、炎症によって気道が過敏になり空気中の塵や埃が刺激となっていのどの違和感を感じることもあります。のどの違和感を感じる原因は様々ありますので、 喉に何か引っかかっているという感覚が続く場合はお近くの耳鼻咽喉科にご相談ください。

監修者情報


こだま耳鼻科クリニック院長こだま耳鼻科クリニック 院長 児玉 将隆

2000年2月に愛知県瀬戸市にこだま耳鼻科クリニックを開業。地域のニーズに的確に応える医療を目指し、耳鼻科医として20年以上診療を行っている。開業前には名古屋市立大学病院、豊田厚生病院(旧:加茂病院)にて勤務し、研鑽を積む。日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会認定専門医、日本旅行医学会認定医。


 

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