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花粉症対策は花粉飛散前が肝心要!初期療法のススメ

  • 2025年01月15日

スギ花粉症の初期療法についてお伝えします。

初期療法って何?と疑問に思われるかもしれませんが、簡単に言うと、「スギ花粉が本格的に飛散する前からアレルギーの薬を飲み始める予防的な治療」のことです。

花粉が飛散し始めるシーズンになると、鼻がムズムズする、鼻水やくしゃみが止まらない、鼻が詰まって呼吸がしづらい、目がかゆいなどの症状に悩まされる方が多くいらっしゃいます。花粉症に毎年悩まされているという方でも花粉が飛んで、症状が出たら病院に行って、薬をもらって服用・治療していく、という方がほとんどかと思います。つらい症状があるから病院に行くというのは、イメージがしやすいかと思います。

しかし、今回取り上げている初期療法は、上記とは異なり花粉が飛ぶ前、ひどくなる前に病院に行って、薬をもらって服用・重症化を防ぐ治療です。症状が出る前から薬を使用していくことで、スギ花粉飛散のピーク時の症状を軽くする効果が期待できます。実は花粉症やアレルギー性鼻炎の治療に使われる薬(抗アレルギー剤、ロイコトリエン受容体拮抗薬、トロンボキサン受容体拮抗薬、ステロイド点鼻薬)は、効能が出始めるまでに1~2週間かかると言われており、症状が出てから治療を始めてもすぐには効果が実感しづらいため、早めに薬の服用を始めて、花粉飛散時期には薬が効いている状態を作っていきます。

さらに早めに治療を開始することで、症状のピークを低減することになり
・強い薬を使わずに済み、眠気や口の渇きなどの副作用を抑えやすい
・くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が緩和できる
・花粉症の症状が軽く、勉強や仕事に集中しやすい
などの効果が期待できます。

「そうは言っても、いつ頃から初期療法を始めたらいいの?」と疑問に思われることもあるかと思います。当院では、愛知県での花粉飛散時期に応じて毎年1月~2月上旬を目安に初期療法の治療を行っております。初期療法をご希望の場合はお早めにご相談ください。
ただし、地域によって花粉の飛散時期も異なりますので、県外にお住いの方はご自身の地域の花粉飛散時期を踏まえてかかりつけ医にご相談することをおすすめします。

 

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