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夏でも花粉症?イネ科花粉症

夏になっても花粉症?

花粉症というと冬~春にかけて、花粉が飛散するスギやヒノキが原因の花粉症をイメージされる方も多いですが、実は初夏~夏にかけて症状が出るイネ科の花粉症に悩む方も少なくありません。やっとつらいスギ・ヒノキ花粉のシーズンを乗り越えたけれども、その後も症状が続いている場合には、イネ科など夏の植物の花粉症を併発していることもあります。

カモガヤ

夏の花粉症の原因となる植物はどんなものがありますか?

イネ科の植物には稲(米)、小麦・大麦、トウモロコシなど食用として親しまれているものが多くあります。しかし、花粉症を引き起こす植物はカモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなどの野草が大半を占めます。特に多いのは、カモガヤで河川敷や公園、空き地などによく生えています。スギやヒノキのように遠くまで花粉が飛ぶことはありませんが、半径数十メートルほどは花粉が飛散するので、イネ科の植物が生えやすい場所に近づかないように注意することが大切です。
カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ(チモシー)は、世界的に有名な牧草です。
家畜の餌になるのはもちろん、ウサギや鳥の餌にもなるので、小動物を自宅で飼おうと思われる方は、注意が必要です。
また、夏の終わりごろになるとヨモギやブタクサなどのキク科の植物にアレルギー反応を起こして、症状が出ることもあります。

 

夏の花粉症は春の花粉症と症状が違うの?

夏の花粉症もスギやヒノキの花粉症と同じようにくしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状がみられますが、特に目のかゆみや充血などが出やすい特徴があります。

 

スギやヒノキの花粉症があると夏の花粉症にもなりやすいの?

一概にスギ花粉症があるから、イネ科の植物に花粉症になるとは言えません。スギ花粉症だけに症状が出る人やイネ科の植物だけに症状が出る方もいらっしゃいます。ただし、交差反応と呼ばれる現象があり、スギ花粉とイネ科の花粉の構造が似ているためにアレルギー反応が起こることもあります。他にもアレルギー症状を起こしやすい体質や生活環境によっても異なるので、症状が出てつらい場合や心配な場合には検査や治療をしていくようにしましょう。

イネ科の植物の花粉症はどうやって調べるの?
イネ科の植物の花粉症は、スギやヒノキの花粉症と同様に血液検査でアレルギーの有無を調べます。症状の出るシーズンや環境をお伺いして、予測を立てながら必要な項目を相談して検査を行います。

 

夏のイネ科花粉症の治療内容は?

イネ科の花粉症でも基本的な治療はスギやヒノキの花粉症と変わらず、出ているアレルギー症状を和らげるための治療をしていきます。
・抗アレルギー薬(飲み薬)
・点鼻薬
・点眼薬(目薬)
などが治療の中心です。

シーズン前のレーザー治療も有効です。

 

イネ科の植物に舌下免疫療法はできますか?

残念ながらイネ科の植物に対する舌下免疫療法は2023年時点では開発されておらず、舌下免疫療法はできません。夏に症状が出る場合は、ダニが原因でアレルギー性鼻炎の症状が出ていることもあるため、検査してダニアレルギー性鼻炎が原因と判明した場合には、ダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を行うことは可能です。

 

夏の花粉症はどうやって対策をしたらいいの?

当院のある東海地方では、例年3月下旬~10月ごろまでと長い期間イネ科の花粉が飛散すると言われています。マスクや花粉対策メガネなども花粉から身を守るには有効ですが、気温も湿度も高い気候の中、常に着用していると脱水症状や熱中症のリスクも高まるためが、外出するときに着用して、室内では外すなど適宜調整しましょう。またイネ科の植物はよくある雑草で、庭に生えることも多いのでご自宅の庭や駐車場に生えている場合には、除草するようにしましょう。

 

アウトドアでの花粉症対策はどうしたらいいですか?

夏と言えばキャンプやバーベキュー、川遊びなどアウトドアでの活動が楽しみな季節でもあります。夏の花粉症の原因でお伝えした通り、植物の生えている場所を避けることは大切ですが、避けられない場合や草木の多い場所でもできる花粉対策もあります。例えば、帽子はつばの大きいものをかぶって顔や目に花粉がつきにくくする、花粉のつきにくい素材(綿やポリエステルなどで表面のツルツルしたもの)を着る、アームカバーなどを使って花粉が付着しないように予防するなどが挙げられます。

なかなか治らない子どもの風邪

風邪が長引く

風邪を引いたとき、多くの場合は3日程して熱が下がり、1週間もすれば鼻水、咳などの症状は自然と治まっていきます。しかし、赤ちゃんやお子さんでは、1週間以上経っても鼻水や咳が続くということも少なくありません。今回は長引く風邪について、原因と対策についてお伝えいたします。

 

風邪が長引く原因

こどもの風邪や鼻水が長引くのは以下のような原因が考えられます。

  • 続けて複数の風邪にかかる

風邪は何らかのウイルスに感染して、発熱や咳、鼻水などの症状が起きた状態のことをいいます。風邪症状を引き起こすウイルスはさまざまな種類があり、1度風邪が治っても、そのあとに他のウイルスに感染することで風邪症状を起こし、風邪が長引くことがあります。

  • 副鼻腔炎の合併

風邪を引いてから1週間程度経っても、鼻水が続く場合は副鼻腔炎を起こしている可能性があります。副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔という空洞にウイルスや細菌が感染して、炎症が起きた状態です。黄色や緑がかった粘り気のある鼻水が出てくる場合は副鼻腔炎が疑われます。副鼻腔炎の場合は、こまめに鼻をかんだり、鼻水を吸い出したり、抗菌薬を服用して治療していきます。

  • アレルギー性鼻炎

鼻水が出るけれども、透明のさらっとした鼻水が出てくる場合には、アレルギー性鼻炎が原因のことがあります。植物の花粉やハウスダスト、ペットの毛などに反応して、鼻水が出るアレルギー性鼻炎ですが、1月~5月ごろはスギやヒノキの花粉が飛散するため、いわゆる花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)で鼻水が治まらないこともあります。

  • 急性中耳炎

風邪を引いたときに鼻水に潜んでいるウイルスや細菌が、耳と鼻をつなぐ耳管を通って、耳の奥に炎症を起こして急性中耳炎を起こしていることがあります。急性中耳炎になると、発熱や耳の痛みなどの症状を起こします。鼻が詰まった状態が続くと、急性中耳炎を起こしやすくなるため、風邪をひいたときにこまめに鼻水を吸い取ることが大切です。

 

風邪を長引かせないために

風邪症状を長引かせないために大切なことは、

  • 鼻をこまめにかむ
  • 人混みに行かない

ことが大切です。

 

鼻水がたまった状態が続くと、急性中耳炎を起こすだけでなく、鼻で呼吸ができず口呼吸になります。するとのどが乾燥して、細菌やウイルスに感染しやすくなるため、風邪を繰り返しやすくなってしまいます。鼻がかめない場合は、鼻水を吸い出したり、鼻がかめるように練習するようにしましょう。

 

人が多い場所では、様々なウイルスや細菌感染する可能性が高くなります。周りの人に移さないため、お子さん自身が風邪を繰り返さないために風邪症状があるときは、人の多い場所は避けるようにしましょう。

 

こんな時は早めに受診を

風邪はほとんどの場合1週間もすれば、自然に治っていきますが、放っておくと中耳炎や副鼻腔炎を起こすだけでなく、肺炎等重篤な疾患を引き起こすことがあります。特に以下のような症状がある場合には、早めに医療機関に受診することをお勧めします。

・鼻水や鼻づまりがひどく息苦しい

・呼吸がうまくできず眠れない

・何日も鼻水が止まらない

・咳が止まらない

・熱が38度以上あってぐったりしている

子どもの鼻水は吸ってあげましょう!

鼻で呼吸をするときには、空気と一緒にウイルスや細菌、花粉などを吸いこんでいますが、鼻水はこれらを吸着して、体内に侵入させないようにする働きがあります。鼻水は普段からウイルスや細菌などの侵入に備えるために常に鼻の粘膜から分泌されており、鼻水の『色』『粘り気』『量』は鼻の調子を知る重要なサインになります。

 

『色』・・・ウイルスや細菌が増加すると、無色透明→黄色→緑に変化していきます。

『粘り気』・・・風邪などにより炎症が起こっている場合、粘り気が強くなります

『量』・・・量が多い場合、ウイルスや細菌、花粉を体外に排出しようとしている状態で風邪やアレルギー症状などの時に量が増えます

 

 

鼻水はきれいではないため、時間が経つと色がついていきます。鼻の調子のサインを読み取る重要なポイントは、一回鼻水を取った後に続く鼻水の色が何色か?ということです。調子が悪い時には、緑色をしていたり、粘り気が強かったりすることがあります。

 

また、鼻水を放っておくと、奥にたまっていき、鼻水に含まれたウイルスや細菌が耳に侵入して中耳炎や副鼻腔に侵入して副鼻腔炎などの病気を引き起こすこともあります。特に、赤ちゃんや小さい子どもは、自分でうまく鼻をかめないことが多く、鼻をかんでも手前をふき取るだけになってしまい、奥に鼻水が溜まった状態が続いていることがよくあるので、鼻水をしっかりと吸い出すサポートが重要です。

 

おうちで鼻水吸引をする場合、スポイトのような機器を使われることが多いかと思います。そうした機器でも「子どもが暴れたり、痛がったりして鼻の奥までうまく入らない」ということがあり、鼻水をしっかりと吸い取れていない場合も少なくありません。

こだま耳鼻科クリニックでは、子どもが痛い思いをして鼻水を吸い出すことは嫌いにならないように、吸引器の先が丸いものやシリコン製のものを使って子どもの鼻水吸引を行っています。

 

 

オリーブ管

先が丸いことが特徴で、鼻を傷つけず鼻の穴に密着して奥から鼻水を吸い出します。

 

 

シリコン製 アマツ式吸引管

先がシリコンでできており、柔らかいため、鼻の奥まで入っていきやすく、奥からしっかりと鼻水を吸い出します。

 

 

 

 

 

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